砂場は音を奏でるオーケストラ
想像を形にして、創造を弾きだそう。
砂を押し固めて形を作り、形に応じた音を奏でる変身可能な楽器。
制作者

東京大学制作展2024
デモ動画
実際のGeocussionの動作をご覧ください。砂を触れることで音が奏でられる様子をお楽しみください。
作品コンセプト
砂に触れ、感じ、押し固める。
それだけで世界にひとつの楽器がその場に立ち現れる。
かつて古代の都市設計者たちが、粘土や小石を手で感じ取り、壮大な都市の景観を構想したように、手の感覚を頼りに音を生み出す。
デジタルが覆い尽くす現代で忘れていた身体の記憶や感覚を呼び覚まし、想いはイメージとして結ばれ、形として創りだす。
ここに形が音となり具現化された「奏象」が弾け飛ぶ。
仕組み
カメラが地形と人間の手を検出し3次元データとして処理
地形と手が接触した位置や高さに基づいて音を生成

システム構成
撮影 - 上部のカメラで地形と手を撮影
手検知 - 人間の手の位置と動きの検知
地形保存 - 撮影された地形を保存
接触検出 - 砂と手の接触検出
音生成 - 砂の形状に基づく音の生成
3次元地形データ保存
撮影された3次元地形データは手を含まないように処理され、砂場の変形に応じて逐次更新することで仮想的な地形データは最新地形に追従します。